通院の待合室まで歩くと、帰りにはぐったりしてしまう。
「外に出るのが、だんだんおっくうになってきた」
ご本人からも、ご家族からも、こうした声をよく聞きます。
近所の買い物やお墓参りを、あきらめかけている方も少なくありません。
歩ける距離が短くなってきたとき、車いすは
「出かける力」を取り戻すための道具のひとつです。
今回は、介護保険で借りる前に考えておきたいことをまとめました。
まず「誰がこぐか」で形が変わります
車いすは、大きく分けて2つの種類があります。
ご本人が自分でこぐ「自走式」と、押してもらう「介助式」です。
- 自走式:後ろの車輪が大きく、手でまわす輪(ハンドリム)が付いている
- 介助式:車輪が小さめで軽く、たたむとコンパクトになる
家の中や近所を自分で動きたい方には自走式。
通院や外出で押してもらうことが多い方には介助式。
私たちは、まずこのあたりを目安にお話を伺っています。
自走式でも、押す人のためのブレーキが付いたものがあります。
「ふだんは自分で、坂道だけ押してもらう」という使い方もできます。
車に積むのか、家の中で使うのか
使う場面によって、確かめたいところが変わります。
- 車に積む:たたんだときの大きさと重さ。トランクに入るか
- 家の中で使う:廊下の幅や曲がり角、敷居の段差を通れるか
- 長く座る:お尻や腰が痛くならないか。クッションで変わることも
家の中で使うなら、ドアの幅を一度測っておくと安心です。
ひじ掛けや足をのせる台(フットサポート)が外せるものは、
ベッドとの乗り移りもしやすくなります。
介護保険で借りられるのは、原則として要介護2から
車いすと付属品(クッションなど)は、
原則として要介護2以上の方が介護保険の対象です。
要支援1・2、要介護1の方でも、
ふだん歩くのが難しいなど、体の状態によっては
例外として借りられる場合があります。
主治医の意見などをもとに、ケアマネジャーが市へ確認する流れです。
自己負担はレンタル料の1割が基本で、
所得によっては2割・3割の方もいらっしゃいます。
体に合わなくなったときは、別の車いすへの交換もご相談いただけます。
借りるまでの流れは、こちらの記事にまとめています。
介護保険で福祉用具を借りたいけれど、何から?|相談から届くまでの流れと月々の負担
「たまにしか使わない」ときの借り方もあります
ふだんは歩けるけれど、旅行や法事の日だけ不安。
そんな方には、介護保険を使わない短い借り方もあります。
はぁとる岡崎では、車いすのスポット貸し出しを行っています。
1日目は無料、2日目からは500円です。
【岡崎限定】「車いす」の1日レンタル(500円)をスタートしました!
いつもの道で、一度試してみてください
車いすは、カタログで見るよりも、
実際に座っていつもの道を通ってみると違いがよく分かります。
相談員がご自宅に伺い、廊下の幅や玄関の段差も一緒に確かめます。
「この家で使えるかな」という確認だけでも大丈夫です。
外に出るきっかけを、一緒に探せたらうれしいです。
お電話:フリーダイヤル 0120-294-554
LINEでのご相談は、お近くの事業所へどうぞ。
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