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カテゴリー別アーカイブ: 日記

ケアプランデータ連携システム、無料キャンペーンは6月から

・厚生労働省2025年度より開始するケアプランデータ連携システムの初年度無料とするキャンペーンについて、61日より1年間の期間で実施すると介護保険最新情報のVol.1361で明らかにした。
・今回のキャンペーンは「フリーパスキャンペーン」とし、加入から1年間、新規契約、更新契約、再契約の契種別を問わず、すべての機能を無料で利用できるようにするもの。
・ケアプランデータ連携システムの利用料は通常、年間21000円となっているが、これを無料化。
・キャンペーンの詳細は運営主体国民健康保険中央会3月上旬に発表する予定だが、314日には事前登録不要のYouTubeライブでのオンライン説明会も開催される

TAISコード・届出コードの記載は「当面の間」、空白でも可に

・厚生労働省は6日に介護保険最新情報Vol.1362を発出、居宅サービス計画書の様式について、「用具名称機種名)」やTAISコード・届出コードの記載は、データ連携を行わない場合は当面の間、当該項目を空白して差し支えない」との解釈を新たに示した。
・今回のQ&Aは、昨年7月に発出された「「介護サービス計画書の様式及び課題分析標準項目の提示につい」の一部改正」を補完するもので、当初は、福祉用具貸与の場合に記載を求めていたもの
・ただ、厚生労働省ではあくまで「当面の間」としており、来年度より稼働する介護情報基盤への情報集約に必要であることから、いずれは記載を求められる可能性は高く、準備が求められる。

認知症の不安や相談に寄り添うA.I.チャットボット

・特定非営利活動法人イシュープラスデザインは、「認知症の人とその家族視点に立った地域づくり」を基本理念と京都府京丹後市と共同し、認知症の不安や疑問を相談できるA.I.チャットボット「認知症世界旅のせんぱいA.I.を開発、41日より京丹後市公式ホームページにて運用を開始予定。
・本A.I.チャットボットは、100名以上の認知症ご本人(旅のせんぱい)が語る心身機能のトラブルやそれに対する暮しの工夫について学習、認知症とひと足早く付き合い始めた旅のせんぱいが、自分の経験を活かして皆さんに寄り添い、認知症とともに暮らす上での疑問、不安の相談に乗ってくれるもの。
・例えば、認知症が原因で日常的に会話に集中できない症状への悩みを打ち明けてみると、旅のせんぱいA.I.がこれまで認知症と暮らしてきた経験をもとに相談者の気持ちに共感し、アドバイスをしてくれる。

福祉用具情報システムのホームページアドレスが変更

・公益財団法人テクノエイド協会では41日より、同団体が情報を提供している福祉用具情報システムTAIS)のホームページアドレスを変更する。
・新しいURLは「https://www.technotais.jp」となり、いままでのアドレスからは331日現在ではアクセスできているが、41日以降は不明のため、ホームページのアドレスを「お気に入り」や「ブックマーク」などに登録している場合には変更を推奨。
・なお、URL変更に伴い令和7年329日(土)0000~令和7年331日(月)2359までの間、福祉用具情報システム(TAIS)の「電子申請」を停止している。

軽度認知障害及び初期認知症の方向け、身に着けるメモ

・株式会社コスモテックは、認知症当事者および介護者と共同開発した、軽度認知障害及び初期認知症、注意欠如・動症の方向けのウェアラブル・メモ「wemo(ウェモ)」を、2月25日より予約受付を開始。
・「wemo」は、「いつでも・どこでも、書ける・思い出せる」をコンセプトにした、 腕に巻いて使用できるウェアラブルメで、メモを身に着けることで、いつでもどこでも、書いた内容をすぐ確認できる。また、油性ボールペンで何度書いて、消しゴムや指で消せる。
・同社で、自身で予定を管理し、毎日をより前向きに過ごしていただくためのパートナーになるような製品を目指したとしている。

要介護認定の認定審査期間の目安を策定

・厚生労働省は20日の社会保障審議会介護保険部会で、要介護認定の認定審査期間について今年度中審査期間の目安を示すとした。
・これまでは、法で定められている30日間とされていたが、実際には全国の市町村が要介護認定に要する審査期間の平均は昨年度で39.8日と延びていることから、審査期間が法定の30日以内に収まっている
市町村の平均値を基に行程の具体的な日数を示した。
・厚生労働省案によると、認定調査の実施開始は、認定調査依頼から7日以内、主治医意見書の入手は、主治医意見書依頼から13日以内、認定調査会の開催は、調査票、意見書が揃ってから12日以内とされ、厚生労働省では、具体的な対策を検討する際の目安としてほしいとしている。

ケアマネジャーの処遇改善や負担軽減を求める声相次ぐ

・厚生労働省は20日の社会保障審議会介護保険部会の議題にケアマネジャー不足を挙げた。
・地域包括ケアシステムの推進について、複合的な課題を抱える高齢者の増加に対応するための相談体制ケアマネジメント体制の整備について、重要な役割を担うケアマネジャーの従事者が減少傾向にあるとした。
・そのため、ケアマネジャーの職責に見合う処遇の確保、業務範囲の整理、ICTの活用、法定研修を見直すとで、幅広い世代に対する人材確保・定着支援に向けて、様々な取組を総合的に実施することが必要とした。
・具体的には、現在働いている方々の就労継続支援、新規入職の促進、復職支援や法定研修の在り方、ケアプラン点検の適切な実施を挙げ、出席委員からも処遇改善や負担軽減を早急に進めるべきとの声が挙がった。

(再掲)ケアプランの様式変更でTAISコード記載が必須化

・厚生労働省20247月4日に、介護保険最新情報Vol.1286を発出、介護サービス計画書の様式およ課題分析標準項目について、 2025年4月より記載要領などを一部改正すると通知している。
202310月の、ケアプランデータ連携システム標準仕様公表時に寄せられた「福祉用具貸与について、サービス計画書と福祉用具貸与実績報告書の記載内容が統一されておらず非効率ではないか?」とのいについて、様式の一部を改定して、令和74月から施行することとしたもの。
この改定により、ケアマネジャーはケアプランにTAISコードや届出コードの記載が求められることとなり記載による負担が増加する可能性があることから、適切な準備を進めることが重要となる。

介護施設向けの「相続サービス」の提供を開始

・株式会社TAKTJAPANは、施設入居者の家族の相続に直面する介護施設等を対象とした、相続サポートサービス提供を開始。
・同社が販売している、自分でできる相続手続きセット「相続これ1冊」をベースに、相続に必要な申請書類の簡易なから専門家相談までを備えたものを、介護施設の入居者の家族向けに特化したサービス。
・サービスは36日より横浜市からスタートし、その後全国展開予定。またセミナーも開催予定で、相続サービスいてやDIY相続についてを解説し、商品の特徴や介護施設への導入メリットなどの提案も行うとしている。

介護業界特化の議事録自動作成アプリ「norman」

・株式会社scovilleは、介護業界に特化した、所定のフォーマットで議事録・記録を自動作成する業務効率化アプリnoman(ノーマン)」のデスクトップアプリWindows/MacOS)とモバイルアプリ(Android/iOS)をリリース。
・「noman(ノーマン)」は最先端の生成AIを活用し、介護現場での議事録・記録等の文書作成業務を自動化することで業務効率を大幅に向上させるアプリケーション。
・介護現場で使用される専門用語や略語に地域・法人単位で対応し、会議や面談の内容を正確に文字起こし。また行政や法人により指定されたフォーマットに則って議事録・記録を自動作成することも可能。
・同社では、nomanによってこれまで業務工数を圧迫していた議事録作成の時間を大幅に短縮することができるようになるとしている。