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半身麻痺で困る動作は、両手両足使う動作がすべて困ります。
ベッドからの立ち座りや移動、トイレ、入浴など右手だけ、右足だけでなく両足で支えたり、両手でつかんだりする日常動作ほとんどに関係してきます。
起居動作の手助けとして介助バー付きの特殊寝台の導入
歩行補助のための手すりや杖、歩行器を導入
※歩行器は麻痺側の足がタイヤにあたることがあるので、幅が広い歩行器にしたり、リハビリで姿勢を見直したりしましょう。
入浴補助用具はしっかりと検討しましょう。強めの麻痺が残り、自分ひとりでの出入りはバスボードが役立ちます。
手すりの取り付けは健側側と患側側のどちらで使うかを考え取り付けましょう。
開き戸など開け閉めに後ろに下がる動作はバランスを崩しやすいので引き戸や折れ戸にすると良いです。
自宅の環境を整える時の注意点は、慣れている環境を変えてしまうと、認知症の方はわからなくなったり、ストレスに感じてしまう場合があるということを考慮して、安全な住環境にしてあげましょう。
ベッドからの転落や柵の乗り越えを予防するために
低床ベッドの導入(フロアーベッド/フランスベッド)
センサーマットの導入 起き上がり時や立ち上がり時に通知
外出して帰り道がわからなくなる、外出すると危険があるため、GPSなど見守り機能用具を導入(itumo/アーバンテック)
歩行器が必要な時には操作が簡単なものを選びたい。操作が簡単な歩行器の例(室内用、屋外用)
ブレーキかけ忘れ予防の歩行器(アイルウォーク)
服薬管理、薬の飲み忘れ防止のためにお薬カレンダーを使う。
ポイントとしては「スピーディーに対応すること、自分らしさを保つ支援」だと思っています。QOLの向上を目指すケアを意識します。
特殊寝台の導入では状態悪化を想定して最初から3モーターを選定してもいいです。
住宅改修工事はスピーディーにできない仕組みをしている事業所は工事を早くできるような仕組みを作っておきましょう。
終末期では、身体全身にがん細胞が転移すると臓器不全に付随する痛み、神経系の痛み、骨の転移による痛みで激痛を伴います。床ずれ予防というよりは痛み緩和ということでエアーマットを導入することを早い段階で意識しておきましょう。
自分らしさを保つためにはどんな支援がいいのか、人それぞれ違うと思います。一つに「排泄」。排泄を自分でできなくなるとQOLはかなり下がると思います。
身体状態が下がってもなんとか自宅のトイレで排泄をするために
関節に負担がかからないようにするためには
起き上がりや立ち上がり動作で手首や膝に負担がかからないように特殊寝台を導入して手首を使って無理に起き上がったり、低いところから立ち座りすることをやめましょう。
お風呂では浴槽台の導入。トイレが和式であれば洋式に工事したり、便座が低ければ高くすることで膝への負担をなくしましょう。
便座に洗浄乾燥機能をつけることで、ふき取り動作の指の負担軽減もいいかもしれません。
握ったり、ひねったりする動作を少なくするため、なるべくよこ手すりは平手すりにしたり、ドアノブをレバーハンドルへ交換しましょう。
関節をサポートする自助具も探してみましょう。
温度差が体調に左右されるので、ヒートショック対策のようになるべく室内で温度差がないような環境にしましょう。
福祉用具サービス計画書は
1、基本情報 2、選定提案 3、利用計画 に分かれています。
1の基本情報は「利用計画」の作成に必要となるアセスメント情報を収集し、整理するための様式です。「利用計画」において福祉用具利用目標の設定や具体的な福祉用具の選定を行うため、この基本情報の様式に様々な情報(身体状況や介護環境、意欲・意向、住環境など)を記載し、利用者の課題やニーズを分析しましょう。
2の選定提案は、2018年から「福祉用具専門相談員が、貸与しようとする商品の特徴や貸与価格に加え、当該商品の全国平均価格等を利用者に説明することや機能や価格帯の異なる複数の商品を提示すること」が義務となり、商品の特徴や価格、全国平均価格、福祉用具専門相談員が利用者に対して福祉用具を提案した過程を記載したものです。
3の利用計画は「基本情報」に情報収集、記載されたアセスメント内容を踏まえ、「福祉用具貸与の目標を達成するための具体的なサービス内容等」を記載するものです。
【ポイント】「選定提案」は作成後、利用者または家族、ケアマネ―ジャーに内容を説明し、同意を得ます。「利用計画」は作成後、利用者またはその家族に内容を説明し、同意を得て、利用者に対して交付します。できるだけわかりやすい言葉で記載しましょう。
ケアマネ―ジャーはサービス事業所へのサービス計画書を提出求めることが義務化されているので、ケアマネ―ジャーに交付します。