「去年の正月は、こんなことなかったんですけどね」
お彼岸やお盆の直後は、この言葉をよく聞きます。
離れて暮らしていると、変化は少しずつではなく、段差のように感じられます。
半年ぶり、一年ぶりに会うからです。
訪問先でも、帰省されたご家族が、玄関で靴を脱ぐ親御さんの姿を黙って見ておられる、という場面に出会います。
言葉にする前に、何かに気づいておられる顔です。
変化は、床に近いところに出ます
ご家族が気づきやすいサインを、いくつか挙げてみます。
私が訪問先で「あ」と思うのは、たいてい床に近い場所です。
- 玄関の上がり框(あがりかまち/上がり口の段差)で、手をつく場所を探している
- ふとんからの起き上がりに、以前より時間がかかる
- トイレの後、便座から立ち上がるときに壁を押している
- 廊下を歩くとき、片手が必ず壁に触れている
- スリッパを履かなくなった(すり足になり、脱げるのが怖いためです)
どれも、本人は「年だから」で済ませてしまいます。
ですが、壁伝いに歩いているというのは、すでに支えを必要としているということです。
家の中に手すりがないから、壁で代用しているだけなんです。
「お風呂と玄関と夜のトイレ」だけ見てください
とはいえ、帰省中の短い時間で家じゅうを点検するのは無理があります。
ご家族には、3か所だけ見てくださいとお伝えしています。
お風呂
浴槽をまたぐとき、どこかに掴まっていますか。
掴まる場所がないまま片足立ちになっているなら、そこが一番危ない場所です。
玄関
上がり框の高さと、そこで何秒止まっているか。
出かけるのが億劫になる理由は、たいてい玄関にあります。
夜のトイレ
暗い廊下を、何を頼りに歩いているか。
転倒は日中よりも、夜中のこの数メートルで起きます。
この3か所が大丈夫なら、当面は様子を見ていい、というのが私の感覚です。
見つけたところで、何をすればいいのか
気づいたあと、多くのご家族が止まってしまいます。
「本人が嫌がる」からです。
手すりを付けようと言えば、まだそんな歳じゃないと言われる。
介護保険の話をすれば、不機嫌になる。
ここは、私も何度も経験しています。
うまくいくことが多いのは、道具の話から入らないやり方です。
「危ないから手すりを付けよう」ではなく、「この段差、自分も踏み外しそうで怖いんだよ」と言ってみる。
主語を自分にすると、話が通りやすくなります。
それから、いきなり工事の話をしないことです。
置くだけの手すりや、工事のいらないスロープは、レンタルで試せます。
合わなければ返せる、という前提があると、ご本人も受け入れやすくなります。
「試しに一週間だけ置いてみて、邪魔だったら返そう」
この言い方から始まると、話が進みやすくなります。
まず、私たちに一本お電話ください
ここから先、どこに相談すればいいのか。
介護保険をまだ申請していない段階だと、ここでつまずくご家族がとても多いです。
窓口はいくつもありますし、「役所に行くほどでもない気がする」という程度の段階だと、余計に足が向きません。
そういうときこそ、私たちを使っていただきたいと思っています。
はぁとるは豊田・岡崎・安城に拠点がある福祉用具の事業所です。
福祉用具専門相談員のほか、看護師と介護職も在籍しています。
申請がまだでも、認定がおりていなくても、ご相談だけで構いません。
お電話をいただければ、その場で「いまどの段階か」を一緒に整理します。
- 介護保険の申請が必要な状態なのか、まだ様子を見ていい段階なのか
- 申請するとしたら、どこへ、何を持っていけばいいのか
- 認定が出るまでの間、どう乗り切るか
3つ目が、実はいちばん相談の多いところです。
介護保険の認定には、申請から1か月ほどかかります。
その間にも、お風呂もトイレも毎日あります。
はぁとるでは、認定がおりるまでの期間だけ、介護ベッドや手すりを自費でお貸しすることもできます。
月1,000円ほどからご用意があります。
認定がおりたら、そのまま介護保険のレンタルに切り替えられます。
借り直したり、業者を変えたりする必要はありません。
遠方からでも、段取りはこちらで組めます
ご家族が名古屋や東京にお住まいでも、問題ありません。
お電話やLINEでご状況を伺って、ご実家へはこちらから伺います。
その日の様子を、ご家族にご報告します。
必要であれば、ケアマネジャーさんをお探しするところからお手伝いします。
地域包括支援センターへの連絡も、ご希望があればこちらから入れます。
帰省中の限られた時間で全部を片づけようとすると、どうしても中途半端になります。
帰省中にやることは、電話を1本かけることだけで十分です。
あとの段取りは、こちらで組みます。
帰り際のひと言を、決めておく
最後に、ひとつだけ。
帰省の最終日、玄関で「何かあったら連絡してね」と言って帰る方が多いと思います。
これ、あまり機能しないんです。
「何か」が起きてからでは遅いですし、ご本人は連絡してきません。
代わりに、こう言ってみてください。
「来月、また見に来るね」
期限が決まっていると、様子見が先送りになりません。
ご本人も、それまでに相談しておこうかな、と思ってくださることがあります。
次にお会いするまでの間に、できることは案外あります。
その一か月で何を進めておけばいいかは、私たちがご一緒に考えます。
新幹線や車の中からでも構いません。
気になることがあった帰り道に、そのままお電話をいただけたらと思います。
ご相談はこちらへ|はぁとる(株式会社Lacrie)
豊田・岡崎・安城の3拠点から、西三河エリアへ伺います。
福祉用具専門相談員・看護師・介護職が在籍しています。
フリーダイヤル 0120-294-554
介護保険の申請がまだの方、認定を待っている方のご相談も承ります。
遠方にお住まいのご家族からのお電話も歓迎です。
LINEでのご相談も承っています。
豊田 https://lin.ee/tVqUeDC / 岡崎 https://lin.ee/hd52Ptg / 安城 https://lin.ee/eYj0Kpc