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昨年の介護事業者の倒産、過去最多143件

・東京商工リサーチは11日、介護事業者の倒産の急増を伝えるレポートを公表、2022年1月から12月までの1年間で倒産件数は143件となり、介護保険制度が始まって以来最多となった。
・倒産原因としては感染対策に伴うコストの増大、高齢者のサービスの利用控え、家族の在宅勤務の定着による需要減、物価高騰などに苦しむ事業者が多く、また、国からの支援策が減少したことで倒産に至ったケースが多かった。
・特に物価高騰に関しては、制度上利用料に物価高騰分を上乗せできないためにコストが大幅に上昇し、耐えきれず倒産に追いやられたケースも見られる。
・高齢化が進み、介護のニーズは増加の一途を辿っていることから、加算が取れない事業者、コスト削減や人材確保が困難な中小規模介護事業者には、引き続き事業倒産の可能性がある。