「母がシルバーカーを欲しがっているので、どれがいいか教えてほしい」
秋の行楽シーズンになると、こうしたご相談をいただくことが増えます。
買い物や散歩に、もう少し安心して出かけたい、というお気持ちからです。
お話を伺っていくと、実は「シルバーカー」ではなく
「歩行車」のほうが合っていそうだ、という方が少なくありません。
見た目は似ていても、この2つは役割も、介護保険での扱いも違います。
お店で買ってしまう前に、知っておいていただきたいことをまとめました。
シルバーカーは「荷物と休憩」のための道具です
シルバーカーは、ご自分で歩ける方が使う、手押し車です。
かごに荷物を入れて運んだり、途中で腰かけて休んだりできます。
体重を預けて歩くための作りには、なっていないものが多いです。
寄りかかるように押すと、前に進みすぎてしまうことがあります。
そして、シルバーカーは介護保険のレンタルの対象外です。
購入する場合は、全額自己負担になります。
歩行車は「支えにして歩く」ための道具です
歩行車は、ハンドルやフレームに体を預けながら歩くための道具です。
車輪とブレーキが付いていて、体の前や左右を囲む形のものが多いです。
こちらは介護保険の「歩行器」に含まれ、レンタルの対象です。
要支援1・2の方から借りることができ、自己負担は1割〜3割です。
なお、2024年4月から、歩行器の一部は「借りる」か「買う」かを選べるようになりました。
ただし、選べるのは車輪のない歩行器などで、車輪の付いた歩行車は、これまでどおりレンタルのみです。
どちらが合うか、分かれ目は3つです
私がご相談のときに伺うのは、次の3つです。
- 歩くとき、何かにつかまっていますか:壁や家具を伝って歩いているなら、支えが必要な段階です。
- 休まずに歩ける距離は、どのくらいですか:途中で何度も止まるなら、腰かけられるタイプが向いています。
- よく歩く道に、坂や段差はありますか:下り坂が多いなら、ブレーキの効き方を重視します。
つかまって歩いている方なら、歩行車をおすすめすることが多いです。
ご自分でしっかり歩けて、荷物を運びたい方なら、シルバーカーで十分なこともあります。
迷ったら、まず歩行車を借りて試してみる。
合わなければ返せるので、ご本人も気が楽だと思います。
豊田市にお住まいなら、買う前に助成を確認してください
シルバーカーを買うと決めた場合も、ひとつだけ先に確かめていただきたいことがあります。
豊田市には、65歳以上の方を対象にした、シルバーカーの購入費の助成があります。
購入費の2分の1、上限1万円で、おひとり1回までです。
大事なのは、買う前に市の決定を受ける必要があることです。
先に買ってしまうと、あとから申請しても対象にならないため、ご注意ください。
条件は見直されることがありますので、申請の前に豊田市の窓口でご確認ください。
岡崎市・安城市にお住まいの方も、お住まいの市の窓口で、似た制度がないか聞いてみてください。
実際に押してみてから、決めていただけます
歩行車もシルバーカーも、ハンドルの高さや重さで、使いやすさが大きく変わります。
カタログだけで選ぶより、実際に押してみるのがいちばんです。
はぁとるでは、ご自宅に伺って、いつもの道で試していただくこともできます。
「シルバーカーと歩行車、どっちがいいか見てほしい」というご相談も歓迎です。
お出かけしやすい季節のうちに、一度ご相談いただけたらうれしいです。
ご相談はこちらへ|はぁとる(株式会社Lacrie)
豊田・岡崎・安城の3拠点から、西三河エリアへ伺います。
福祉用具専門相談員・看護師・介護職が在籍しています。
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介護保険の申請がまだの方のご相談も承ります。
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