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日別アーカイブ: 2022年10月11日

パーキンソン病患者初期に甲状腺-肝連関が変化することを発見

・学校法人順天堂大学大学院の服部信孝教授らの研究グループは、パーキンソン病患者初期において、病気の進行予測の鍵となる、パーキンソン病の新たな臓器連関機構として「自律神経系-甲状腺-肝臓」に繋がりがあることを発表した。
・パーキンソン病は有病率が10万人あたり140人に上るわが国で2番目に多い神経変性疾患で、脳だけでなく、脳-腸連関といった、多臓器連関が病気の理解に重要であると考えられていたが、その全容はほとんど明らかになっていなかった。
・同研究グループは解析を行う事により、パーキンソン病患者初期に起こる自律神経系-甲状腺-肝連関を発見。これによりパーキンソン病発症・進行メカニズムの理解が進むことが期待されている。
・また、パーキンソン病や認知症発症前予測だけでなく、その先の介入と予防に繋がる重要な成果であると考えられている。