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認知症新薬「レカネマブ」、日本でも承認申請

・エーザイ株式会社は16日、米バイオジェン社と共同開発しているアルツハイマー病の新薬「レカネマブ」について、日本国内で新薬承認申請を行ったと発表した。
・「レカネマブ」は認知症発症早期の患者が対象で、病気の原因とみられる物質を脳内から取り除き、認知症が進行する速度を鈍化させる効果があるとしている。
・同社は2022年に、早期のアルツハイマー病患者1800人を対象にした最終段階の臨床試験を実施、レカネマブを2週間に1回、1年半にわたって点滴を行い、偽薬を点滴した患者に比べ、症状の悪化を27%抑制する効果が確認されたとする論文を発表しており、「病状の進行を約7か月半遅らせることに相当する」としている。
・同薬について、アメリカ食品医薬品局(FDA)は1月6日に承認され、欧州でも11日に承認申請を行っている。
・エーザイ株式会社では、2023年中に日本での承認を目指すとしている。