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カテゴリー別アーカイブ: 日記

福祉用具などに認証マークを付与

・日本介護福祉士会は516日、介護福祉に関連する製品などを対象にした独自の認証マーク事業を開始。
・現場で働く専門職が品質や利便性などを審査。認証を取得すると、「安心認証」と記された認証マークを製品のパッケージやウェブサイト、広告などで活用できるようにするもの。
・対象は福祉用具情報通信技術機器、衛生用品、アパレル用品、福祉車両などで、入浴用品や口腔ケア用品など介護必要としない人が日常的に使用する商品も幅広く対象とするとした。
・製品は介護福祉士の会員が評価、認証の可否を決めるもので、製品の審査料は、規模や審査方法で異なる。なお製品やサービスによるが、申請から認証までの期間は概ね6ヵ月程度としている。
・5月15日現在、認証製品は、TQコネクト社の高齢者向けかんたんテレビ電話「TQタブレット」となり、スマートフォンタブレットの操作が難しい高齢者でも利用できることが評価されている。

令和7年度長期優良住宅化リフォーム推進事業開始

・国土交通省は5月20日より、長期優良住宅化リフォーム推進事業について、事業者登録の受付と「事前採タイプ」の提案の受付を開始。
・この事業、既存住宅の長寿命化や省エネ化等に資する性能向上リフォームや、子育て世帯向け改修に対す支援を行うもので、高齢者対策や耐震性、三世代同居対応など9つの性能向上に資するリフォームに対し補助を行う。
・登録期間は今年の1212日までとなっており、完了実績報告については2026220までに行う必要があり、事業者については事業者登録を行った上で工事請負契約を締結する必要がある。事業者登録前の契約に関しては補助金の交付対象とならない場合があり、注意が必要。

「健康サポート宅配食」の販売を開始

・ウェルネスダイニング株式会社は、高齢社会におけるフレイル(虚弱)の予防と健康寿命の延伸に貢献することをに、新たに「フレイル」が気になる方に向けて「健康サポート宅配食」の販売を開始。
・「健康サポート宅配食」は、たんぱく質やエネルギーを適切に補いながら、食べやすさや栄養バランスにも配慮したとなっており、「フレイル」が気になる方に向けての宅配食となる。
・特徴として、主菜に肉や魚を、副菜に大豆製品などを活用し少量でもたんぱく質がしっかり摂れる献立、和食をに、煮魚や焼き魚を中心とした献立、出汁のうま味を活かしながら、ゴマや小エビ、しらすなどを加え、塩分を控えつつ香りと栄養をプラスしたとしている。

セミナーと展示会を同時開催、福井県大野市で

・株式会社ケア・システムは、令和7617日(火)福井県大野市結とぴあ(多田記念大野有終会館で、セミナー&示会を同時開催すると発表。
・本セミナーは、日本初のオリジナル福祉用具新供給システム創つくる・はじめとして住民参加型でのセミナーとして企画されている。
・また、「今後のあるべき福祉用具の準備とそのあり方」をテーマに、日本初の介護保険制度に依存しない地域循環型供給モデルをホワイトボードムービーで展示、体験可能なノーリフトケア製品等のメーカー2社とのマッチングイベントも予定している。
・同社では、「創(つくる・はじめ)」という福祉用具の地域循環型の供給システムをベースに、介護保険制度を逆に利用しながら地域の財産たる福祉用具を政策的に創っていくとしている。

2024年度の介護事業者の倒産、過去最高を更新

・介護関連サービス事業協会は512日に、生活支援サービスおよび配食サービスに関するガイドラインを公開
・これらのガイドラインは、介護保険外サービス事業者の適正な事業運営を確保するとともに、高齢者やその家族等適切なサービス選択を行い、安心して介護保険外サービスを利用できる環境整備に資することを目的として策定れたもの。
・あわせて、本ガイドラインを基準とした認証制度「100年人生サポート認証」を、20257月を目途に開始予定で、同協会の新規会員の受付開始したと発表した。
・今後、業界のスタンダードとしての立ち位置を目指すと思われ、注目が必要と思われる。

新たに簡易型電動車椅子2機種を発表

株式会社セリオは、416日から18日にインテックス大阪にて開催された、「バリアフリー展2025」に出展し、新型簡易型電動車椅子2種を発表した。
新発売となる簡易形電動車いす「遊歩アクティブ」と「遊歩ジョイ」は、ヤマハ発動機が1月に発表した新ユニットJWG1」を搭載した電動車いすで、従来型と比較して自走用と介助用のコントローラーをそれぞれ一新し、リチウムイオンバッテリーを標準装備している。
・また、フレームにも背張り調整や臀部サポートベルトを採用して、より快適な座り心地を実現したとしている。
・発売は5月を予定している。

パーキンソン病患者・家族向けマッチングサイト開設

・限会社日本ヒューマンウェアー研究会は、パーキンソン病や要介護高齢者を対象に、リハビリ専門職(理学療法士・療法士・言語聴覚士など)と当事者・家族をつなぐ自費リハビリマッチングサイト「ナーシングケアKAI」を公開。
・理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師が、自宅や入居施設を訪問し、最期まで自分らしく生きられるよう最適リハビリを提案するもの。
・サービス利用者が登録中の医療従事者へ直接連絡を取り、自費のリハビリを申し込むことで、低料金での医療従事者探しが可能になるとしている。登録料金は2500円となる。
・パーキンソン病患者にとっては、医療保険や介護保険でのリハビリは日数制限があり、ケースにより十分なリハビリを受けられないケースもあることから、保険外のサービス利用の需要は高いとしている。

「ケアプランデータ連携システム」の無料キャンペーン開始

・厚生労働省が、加入済み如何を問わず全ての介護事業者を対象とした、年間利用料を無料とする「ケアプランデータ連携システム・フリーパスキャンペーン」を、令和761より開始。
・期間は61日から来年531日の1年間で、新規導入・既存利用・再開事業所問わず、全ての介護事業所となる。
・厚生労働省2026年に、介護情報基盤および全国医療プラットフォームの展開を予定しており、ケアプランデータ連携システムはこのプラットフォームの中核機能として位置づけられている。
・また、昨今の介護人材不足への対応や業務効率化、コスト削減のためにも、国は介護業界のDX化を推進しており、中核を担うケアプランデータ連携システムの普及を加速させる重要施策として位置づけている。

Buddycomが「眠りCONNECT」と連携開始

・株式会社サイエンスアーツが提供するフロントラインワーカーをつなげるライブコミュニケーションプラットフォームBuddycom(バディコム)」は、パラマウントベッド株式会社が提供する「眠りCONNECT」と連携。
・「眠りCONNECT」に蓄積されるライフログデータから通知される情報、Buddycomの指定グループへ一斉に通知できる他、通知内容は部屋名・名前(/)など、項目ごとに通知する/通知しないを選択することも可能。
・本連携により、リアルタイムモニターを見なくても、通知内容をリアルタイムに音声で把握することができ、通知に対しどのように対応を行うのかの指示出し、対応完了報告なども音声で完結するため、情報共有を離れた場所でも一気通貫で実現可能。また外国人介護職員向けのトランシーバー翻訳機能により情報の共有が容易になっている。

北米の介護現場にVR認知症ケア教育で離職率改善へ

・ジョージ・メイソン大学社会福祉学研究チームは、ナーシングホームで働く介護者を対象に、株式会社ジョリーグッドVR(仮想現実)技術を活用した認知症ケア教育プログラムを実施。
VR技術を活用した没入型トレーニングにより、認知症の方々の視点を体験し、共感力や対話スキルの向上を目指すもので、本研究を通じて、介護者の負担軽減と認知症ケアの質向上を目指すとしている。
・現在、北米のナーシングホーム(老人ホーム)では、介護現場の人材不足と、離職率が53%と高い水準にあることが深刻な問題となっており、背景として、多文化・多言語環境での教育困難や、新人介護士の89%が「患者行動をできない」ことが挙げられる
・このことから、VR技術を活用した体験型教育プログラムで学ぶことで、多文化環境でも効果的な教育を実現。また、認知症患者視点を体験することで共感力を育み、実践的スキル習得も効率化するとしている。