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室内の手すりは、一本ずつ役割が違います。
同じ「手すり」でも、廊下とトイレでは求められるものが別物です。
そこを分けて考えると、必要な本数が見えてきます。
廊下は、歩き続けるための手すりです。
握るというより、手を滑らせながら進みます。
なので、太め(35ミリ)の丸棒が向きます。
そして、途中で途切れないことが大事です。
ドアの手前で切れていると、そこで一度手を離すことになります。
その一瞬が危ないので、可能なら連続させます。

トイレは縦手すりです。
便座から立ち上がるときに、手を伸ばして掴む位置に付けます。
高さより、座った状態から手が自然に届くかが大事です。
低すぎても高すぎても、体重を預けられません。

玄関の上がり框は、室内でいちばん段差が大きい場所です。
ここは縦手すりを1本、上がる側に付けるのが基本になります。
靴を脱ぐときに片足立ちになるので、その支えも兼ねます。
階段は、できれば両側です。
現実には片側しか付けられない家が多いので、その場合は降りるときに利き手側になるほうに付けます。
階段の事故は、上るときより降りるときのほうが多いからです。
握力が落ちてきている方には、ディンプル付き(滑り止め加工)をお勧めしています。
→ 手すりは35ミリと32ミリ、どちらを選ぶか
介護保険の住宅改修の対象工事です。自己負担は1〜3割になります。
→ 豊田市で介護保険の住宅改修を進める流れ
どこに何本必要か、下見でご一緒に決めます。
0565-47-4625。
「お風呂に手すりを1本」とご相談をいただくことがあります。
そのとき、私はいつも聞き返します。
「どの動作が一番こわいですか」。
浴室は、動作の数だけ支えが要る場所だからです。
全部に手すりが要るわけではありません。
でも、この4つのうちどれが不安なのかで、付ける位置が変わります。
いちばん多いのは、浴槽をまたぐときです。
片足立ちになる瞬間があるので、体がぐらつきます。

浴槽の横は、標準だと横手すりだけになりがちです。
ただ、スペースがあるならL型にしたほうが、立ち座りが楽になります。
→ ユニットバスの手すりはL型にしたほうがいい理由

タイルの浴室と、ユニットバスでは、取り付け方がまったく違います。
タイルはアンカーを下地まで打ち込みます。
ユニットバスは中空壁用のアンカーか、後付け専用の手すりを使います。
→ タイルの壁にも手すりは付けられます|施工方法と費用の目安
浴室で使う手すりは、表面加工を必ず見ます。
ソフトメッシュ加工のように、濡れた手でも滑りにくいものを選びます。
つるつるした手すりは、乾いた場所ならいいのですが、浴室では逆効果です。
介護保険の住宅改修の対象になります。自己負担は1〜3割です。
→ 豊田市で介護保険の住宅改修を進める流れ
ご相談は、0565-47-4625 まで。
家の中の手すりは、わりとすぐ話に出ます。
見落とされがちなのが、玄関を出てからの数メートルです。
門扉まで。駐車場まで。ゴミ出しの道まで。
転倒の話を聞くと、この区間だったということが本当に多い。
外は明るいので危なく見えないのですが、勾配があって、足元が濡れていて、荷物を持っている。条件がそろっています。

室内との一番の違いは、掴まる壁がないことです。
なので、支柱を立てるところから工事になります。
コンクリートに埋め込むか、ベースを打つか。地面の状態を見て決めます。
支柱が立てば、そこに笠木(かさぎ)を渡して手すりにします。
段差がある場所には、勾配に沿って角度をつけます。

屋外は雨に打たれ、直射日光を受け続けます。
木製は、外では長持ちしません。ここは室内とはっきり分けて考えています。
屋外でも、玄関から道路までの動線上にある手すりは、介護保険の住宅改修の対象です。
自己負担は1〜3割です。
さらに豊田市なら、20万円を超えた分に使える助成もあります。
→ 豊田市すこやか住宅リフォーム費(高齢者等)の助成とは
→ 豊田市で介護保険の住宅改修を進める流れ
外まわりで「ここが不安」という場所があれば、見に行かせてください。
0565-47-4625。
カタログを開くと、手すり棒だけで何種類も出てきます。
35ミリと32ミリ。丸棒とディンプル。平手すり。
正直、最初は違いが分かりませんでした。
今は現場で迷わなくなったので、その考え方を書きます。
住宅改修でよく使うのは、この2つです。
なので私は、縦手すりに32ミリ、横手すりに35ミリを基本にしています。
立ち上がるときは握って引く動作なので、細いほうが力が入ります。
廊下を移動するときは、握るというより手を滑らせるので、太いほうが楽です。

ディンプルというのは、握る部分にくぼみやすべり止めの加工が入ったものです。
判断が変わるのは、筋力が落ちてきたときです。
歩けているうちは丸棒のほうが快適でも、握力が落ちてくると「滑る」と感じ始めます。
そのタイミングになったら、横手すりでもディンプル付きに替えることがあります。

ここが一番お伝えしたいところです。
手すりは、付けた日のためだけのものではありません。
半年後、一年後にも同じ場所を使います。
今は丸棒で足りるけれど、進行が早そうな方なら最初からディンプルにする。
そういう選び方をしています。
福祉用具のレンタルで長くお付き合いしてきたので、その方の変化を見てきた経験が判断のもとになっています。
太さを決めても、高さが合っていなければ使いにくいままです。
→ 手すりの高さは何センチがいいか|75〜85cmが目安
どれを選べばいいか迷ったら、見に行かせてください。
0565-47-4625 まで。
お風呂の入口が開き戸だと、洗い場のスペースが狭くなります。
それだけではありません。中で倒れられたとき、開き戸はすぐに開けられないことがあります。体が扉の内側にあると、扉が当たって開かないのです。
介護が必要になって初めてここに気づかれる方が、とても多いです。


折れ戸は真ん中から折れて開くので、扉が洗い場に張り出しません。
車椅子やシャワーチェアを使う場合、この違いが出入りのしやすさに直結します。介助の方が一緒に入るときも、動ける幅が変わります。
扉の取替は、介護保険の住宅改修の対象工事です。
理由書や事前申請、完了報告の書類は弊社で整えます。受領委任払いにも対応しています。
扉の交換は、サッシの枠が入っている場合に限ります。
在来工法の木製枠や、タイル張りの浴室で枠がない場合は、扉だけの交換ができません。その場合は別の方法をご提案します。
現地を見ればすぐ分かりますので、まずはご相談ください。
お電話は 0565-47-4625 まで。