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実家の片付けが終わらないまま、売る相談をしてもいいのか|荷物が残る家で先に確かめたいこと

実家の押し入れを開けたら、親の衣類や食器が天井近くまで詰まっていた。

週末に通って少しずつ片付けても、ひと部屋終わるころには気力が尽きてしまう。

売却のご相談で「片付けが済んでから連絡しようと思っていました」と伺うことが、私はよくあります。

実家を売ろうと考えたとき、多くの方が最初につまずくのが家の中の荷物です。

何十年分の家財は、ご家族だけで片付けようとすると半年、一年とかかることもあります。

この記事では、荷物が残ったままの実家について、私が先にお伝えしている点をまとめました。

片付けが終わっていなくても、売る相談は始められます

家の中に荷物があっても、建物と土地の状態を見て、おおよその売り方は考えられます。

むしろ、どう売るかが先に決まると、どこまで片付ければよいかがはっきりします。

全部を自分たちで片付けてから相談すると、結果的に手間が二重になることもあります。

「どこから手を付けるか」を決める材料として、早めに相談するのもひとつの方法です。

売り方によって、片付けが必要な範囲は変わります

一般の買主さんを探す「仲介」では、引き渡しまでに家を空にするのが一般的です。

内覧のときも、荷物が少ない方が部屋の広さや傷みの具合が伝わりやすくなります。

不動産会社が買い取る「買取」では、荷物が残ったままでも相談できることがあります。

ただし、家財の処分費を見込んだ分だけ、買取の金額が下がることが多いようです。

どちらがよいかは、家の状態や急ぐかどうかで変わるので、比べてから決めると安心です。

売り方の違いは「実家を売るなら「仲介」と「買取」どちらがいい?」にまとめています。

捨てる前に、売却に使う書類だけは先に探しておきます

片付けを急ぐと、大事な書類まで一緒に処分してしまうことがあります。

家財に手を付ける前に、次のような書類だけは先に探して、ひとまとめにしておきます。

  • 権利証(登記済証・登記識別情報):名義を移すときに使います
  • 固定資産税の納税通知書:土地と建物の評価額や地番が分かります
  • 家を建てたときの図面や建築確認の書類:建物の広さや建てた時期が分かります
  • 測量図や境界の書類:土地の境目を確かめるときの手がかりになります
  • リフォームや修理の記録:買主さんに家の手入れの様子を伝えられます

書類が見つからなくても売れないわけではありませんが、あると話が早く進みます。

境界の書類については「実家の土地、お隣との境目は分かりますか」もご覧ください。

相続放棄を考えているなら、処分の前に立ち止まります

相続を放棄するかどうか決めていない段階では、家財の処分に注意が必要です。

価値のある物を処分すると、相続を認めたとみなされるおそれがあるといわれています。

放棄を考えている方は、片付けを始める前に司法書士さんや弁護士さんに確かめてください。

ご家族が複数いる場合も、何を残すかを先に話し合っておくと、あとで行き違いが起きにくくなります。

自分たちでやる部分と、業者に頼む部分を分けて考えます

思い出の品や貴重品の仕分けは、ご家族にしかできない作業です。

一方で、大きな家具や家電の運び出しは、体への負担も大きく、時間もかかります。

仕分けまでをご家族で、運び出しと処分を片付け業者に頼む、という分け方もあります。

費用は荷物の量や家の広さで大きく変わるので、複数の業者から見積もりをとると比べやすいです。

市町村の粗大ごみの回収を使うと費用は抑えられますが、出せる量や日にちに限りがあります。

空き家の期間が長くなる前に、見通しだけ立てておきます

片付けに時間がかかるほど、家に人が住まない期間も長くなります。

換気や通水をしない家は、湿気や雨漏りで傷みが早く進むことがあります。

相続した実家の税金の特例には、売る期限が決まっているものもあります。

詳しくは「相続した実家、売る期限を知っていますか」にまとめています。

片付けを全部終わらせることより、いつまでに何をするかを決めることが大切だと私は考えています。

まずは書類探しと、ひと部屋分の仕分けから始めてみてください

家じゅうを一度に片付けようとすると、どうしても手が止まってしまいます。

書類をひとまとめにして、残したい物をひと部屋分だけ仕分けてみる。

そこまでできたら、売り方と合わせて残りの片付けをどうするか考えるのが近道だと思います。

ラクリエHOMEでは、荷物が残ったままでもご相談をお受けしています

株式会社Lacrie(ラクリエHOME)は、西三河で不動産とリフォーム工事を手がけています。

家の状態を見たうえで、売り方と片付けの範囲を一緒に整理します。

まだ売ると決めていない段階でも、話を聞くだけでも構いません。

ご相談は 0565-47-4625 までお気軽にどうぞ。

株式会社Lacrie(ラクリエHOME)宅地建物取引業 愛知県知事(1)第25209号

介護保険の住宅改修、20万円を一度に使い切る前に|あとから要る工事に備えて残しておく考え方

「手すりを全部の場所に付けたら、20万円の枠がほとんど残らなかった」。
介護保険の住宅改修では、こうしたことが起こりえます。
体の状態は少しずつ変わるので、半年後に別の場所の工事が要ることもあります。

私は豊田・岡崎・安城を中心に、住宅改修の工事をお受けしています。
今回は20万円の枠をどう使うかを、工事を受ける側の目線でまとめます。

住宅改修の20万円は、何回かに分けて使えます

介護保険の住宅改修には、支給限度基準額(使える上限)があります。
金額は一人につき20万円で、そのうち1〜3割が自己負担です。

この20万円は、1回の工事で使い切る必要はありません。
今年は8万円分、来年は12万円分というように、分けて使えます。

ただし、使い切ったあとに枠が戻るのは、限られた場面だけです。
ここを知らないまま工事を決めると、あとで困ることがあります。

枠がもう一度使えるのは、主に2つの場面です

ひとつめは、介護の必要の度合いが大きく上がったときです。
要介護度が「3段階以上」上がると、1回に限りもう一度20万円が使えます。

段階は、要支援1を1段階目、要支援2と要介護1を同じ2段階目と数えます。
たとえば要介護1から要介護4になった場合が、3段階の上昇にあたります。

ふたつめは、住まいを移ったときです。
引っ越し先の家では、あらためて20万円の枠が使えます。

反対に、2段階までの上昇や、同じ家での「もう1本追加」は対象外です。
細かい扱いは市町村で違うことがあるので、ケアマネジャーや市役所でご確認ください。

先に付けるのは「毎日、必ず通る場所」がおすすめです

では、限られた枠を何から使うか。
私は、毎日必ず使う動線から考えることをおすすめしています。

動線とは、家の中で人が動く道すじのことです。
寝室からトイレ、トイレから居間、玄関から外へ、と順に見ていきます。

特に夜中のトイレは、暗くて眠気もあり、転びやすい場面です。
寝室からトイレまでの手すりや段差は、優先して考えてみてください。

反対に、月に数回しか使わない場所は、急がなくてもよいかもしれません。
福祉用具のレンタルで代わりになる場合もあります。

工事にせず、レンタルで試せる場所もあります

置くだけの手すりやスロープは、介護保険でレンタルできます。
壁に穴をあけないので、住宅改修の20万円は使いません。

たとえば玄関の上がり框(かまち:玄関の土間と床との段差)用の手すりがあります。
体の状態が変わりやすい時期は、まずレンタルで試すのも一つの方法です。

使ってみて「ここは必要だ」と分かってから、工事で固定する。
こうすると、20万円の枠を本当に必要な場所へ回せます。

レンタルは月々の費用がかかるので、どちらが合うかは人によって違います。
ケアマネジャーや福祉用具の担当者と、一緒に比べていただくと安心です。

見積もりは「今回の工事」と「次の工事」に分けて頼みます

見積もりを頼むときは、工事の候補を2つに分けてもらうのがおすすめです。
「今回やる工事」と「次に回せる工事」です。

次に回す工事も、場所と金額の目安だけは先に分かっていると助かります。
残りの枠でまかなえるかを、前もって考えられるからです。

また住宅改修は、工事の前に市役所への申請が必要です。
先に工事をしてしまうと、介護保険が使えなくなることがあります。

「急いで付けたい」というときほど、申請の順番だけは守ってください。
申請に使う図面や写真、見積書は、工事をする側で用意できます。

工事の前に、ご家族で確かめておきたい3つのこと

枠の使い方を決める前に、次の3つを話し合っておくと迷いにくくなります。

ひとつめは、これから先もこの家に住み続けるかどうかです。
住み替えの予定があるなら、今の家の工事は最小限にする考え方もあります。

ふたつめは、ご本人がどの動作で困っているかです。
「立ち上がる」「またぐ」「向きを変える」など、動作で見ると場所が絞れます。

みっつめは、手伝う家族がいる時間と、いない時間です。
ひとりで動く時間帯の動線ほど、手すりが役に立つ場面が増えます。

この3つが分かると、工事の候補に順番を付けやすくなります。
下見のときにも、ぜひお聞かせください。

20万円を超える工事は、自費や助成と組み合わせます

浴室の入れ替えなど、20万円では収まらない工事もあります。
その場合は、介護保険の対象部分と自費の部分に分けて考えます。

豊田市など、市町村によっては独自の住宅改修の助成があります。
条件や金額は年度で変わるので、着工前に市役所で確かめてください。

どこまでを保険で、どこからを自費にするか。
ここを分けて見積もると、ご家族も判断しやすくなると思います。

これまでの工事の写真は、住宅改修・リフォームの施工事例まとめでご覧いただけます。

枠の残りが分からないときも、ご相談ください

「前に住宅改修を使った気がするけれど、いくら残っているか分からない」。
そんなときは、担当のケアマネジャーか市役所で確かめられます。

残りの金額が分かれば、そこから工事の順番を一緒に考えられます。
下見だけで終わっても構いません。工事が要らないと思えば、そうお伝えします。

豊田・岡崎・安城を中心に、西三河のお宅にうかがっています。
ご相談は、お電話 0565-47-4625 までお寄せください。

実家の土地、お隣との境目は分かりますか|売る前に確かめたい境界と測量のこと

実家の庭先に、お隣との境目を示す杭がどこにあるか、ご存じでしょうか。

ブロック塀はあるけれど、どちらの持ち物なのかは親に聞きそびれたまま。

売却のご相談で「境目はたぶんこの塀です」と言われることが、私はよくあります。

古い実家ほど、土地の境目(境界)があいまいなまま代替わりしていることが多いです。

普段の暮らしでは困らないので、売ろうとして初めて気づく方がほとんどです。

この記事では、実家を売る前に私が境界まわりで確かめている点をまとめました。

境界があいまいだと、売り出してから話が止まることがあります

買う側は「どこからどこまでを、何㎡買うのか」がはっきりしていることを望みます。

境目が分からない土地は、あとで隣の方ともめる心配があるからです。

そのため、売買の条件として境界をはっきりさせてほしいと求められることがあります。

土地を分けて売る場合や、住宅ローンを使う買主さんの場合は特にそうです。

買主さんが見つかってから慌てて準備すると、引き渡しが延びてしまうこともあります。

まずは手元と法務局で、3つの資料を確かめてみてください

いきなり測量を頼む前に、今ある資料を確かめるだけでも見通しが立ちます。

  • 登記簿(登記事項証明書):土地の面積と、名義が誰かが分かります
  • 公図:土地の形と、お隣との並び方がおおまかに分かります
  • 地積測量図:過去に測った記録で、境界の位置や長さが載っています

公図や地積測量図は、法務局の窓口やインターネットで取り寄せられます。

古い土地では、地積測量図がそもそも残っていないことも珍しくありません。

親が家を建てたときの書類の束に、測量図が挟まっていることもあります。

現地では、境界の目印(境界標)が残っているかを見ておきます

境界標とは、土地の角に打たれたコンクリートの杭や金属の印のことです。

庭木の根元や、ブロック塀の下に埋もれて見えなくなっていることがあります。

外構工事や道路の工事で、いつの間にかなくなっている場合もあります。

私は現地を見るとき、四隅の目印が残っているかを写真に残すようにしています。

目印がそろっていて、測量図とも合っていれば、話はかなり進めやすくなります。

はっきりしないときは、土地家屋調査士さんに「確定測量」を頼みます

確定測量は、お隣の方や道路の管理者と立ち会い、境界を確かめ合う測量です。

測ったうえで、境界に合意した書面を取り交わし、境界標を入れ直します。

費用は土地の広さや隣地の数で変わり、数十万円になることが多いようです。

道路など公の土地との境目(官民境界)があると、役所との調整が加わります。

期間は早くても2〜3か月、条件によってはそれ以上かかることもあります。

正確な費用と日数は、土地家屋調査士さんに見積もりをとって確かめてください。

登記の面積と実際の面積がずれていることも、先に知っておきます

古い土地では、登記簿の面積と測り直した面積が合わないことがよくあります。

昔の測り方が今ほど正確ではなかったことが、主な理由といわれています。

売り方には、登記簿の面積で値段を決める方法と、実測で決める方法があります。

どちらで売るかによって、測量が必要かどうかも変わってきます。

買主さんとの取り決めになるので、売り出す前に方針を決めておくと安心です。

お隣との関係は、売る前のうちに整えておくと進めやすくなります

確定測量には、お隣の方の立ち会いと署名が欠かせません。

実家を離れて長いと、今どなたが住んでいるのか分からないこともあります。

相続のあいさつを兼ねて、早めに顔を合わせておくのもひとつの方法です。

話し合いで決まらないときは、法務局の「筆界特定制度」を使う道もあります。

迷ったら、登記簿と公図の2つだけ先に取り寄せてみてください

測量を頼むかどうかは、資料と現地を見てから決めても遅くないと私は考えています。

まずは登記簿と公図の2つがあれば、境界まわりの見通しはかなり立ちます。

そのうえで、売り方と合わせて測量が要るかを考えるのが近道だと思います。

ラクリエHOMEでは、境界の確認から売り方まで一緒に整理します

株式会社Lacrie(ラクリエHOME)は、西三河で不動産とリフォーム工事を手がけています。

資料の見方や現地の確認、測量が要るかどうかの判断を一緒に考えます。

売り方の違いは「実家を売るなら「仲介」と「買取」どちらがいい?」にまとめています。

相続した実家の特例は「相続した実家、売る期限を知っていますか」もご覧ください。

まだ売ると決めていない段階でも、話を聞くだけでも構いません。

ご相談は 0565-47-4625 までお気軽にどうぞ。

株式会社Lacrie(ラクリエHOME)宅地建物取引業 愛知県知事(1)第25209号

介護保険の住宅改修、書類が面倒で受けていない職人さんへ|依頼から完了まで、職人さんの出番はどこか

「介護保険の工事は、書類が多くて面倒らしい」。
そう聞いて、手すりの仕事を受けずにきた方もいると思います。

工事は1時間で終わるのに、申請や写真で何日も待たされる。
役所に何を出せばいいのかも、よく分からない。
そう考えると腰が重くなるのは、自然なことです。

以前の記事で、職人さん・外注先を募集していると書きました。
そのとき「次は書類の流れを書きます」とお約束していました。

今回はその続きです。
1件の住宅改修が、依頼から完了までどう進むのか。
そのうち職人さんにお願いする部分はどこかを、まとめてみます。

住宅改修は「工事の前に申請する」決まりです

介護保険の住宅改修とは、介護保険を使った手すりや段差の工事のことです。
普通のリフォームと一番違うのは、着工前に市町村への申請が要る点です。

先に工事をしてしまうと、原則として保険が使えません。
施主さんが全額を負担することにもなりかねないので、順番がとても大事です。

保険で出る金額にも上限があります。
一人あたり20万円までの工事が対象で、自己負担は所得に応じて1〜3割です。

対象になる工事も決まっています。
手すりの取付、段差の解消、滑りにくい床材への変更、引き戸などへの扉の取替え。
それに洋式便器への取替えと、これらに付帯する工事です。

依頼から完了まで、流れは大きく5段階です

市町村によって、様式や細かな決まりは少しずつ違います。
ここでは一般的な流れとして読んでいただければと思います。

1. 相談と現地確認

ケアマネジャー(介護の計画を立てる担当者)や施主さんから相談が入ります。
ご本人の動きを見ながら、どこに何を付けるかを決めます。

2. 見積書・図面・理由書をそろえる

工事の見積書と、取付位置を書いた図面を用意します。
ケアマネジャーは「住宅改修が必要な理由書」を書きます。
この工事がなぜ暮らしに必要なのかを説明する書類です。

3. 着工前の写真を撮り、事前申請する

工事をする場所の、工事前の写真を撮ります。
日付が分かる形で求められることが多いです。
書類をまとめて市町村に申請し、確認が出るのを待ちます。

4. 工事

確認が出てから着工です。
職人さんに入っていただくのは、主にこの段階になります。

5. 完了後の写真を撮り、支給を申請する

工事が終わったら、同じ場所をもう一度撮ります。
領収書や工事費の内訳と一緒に市町村へ出し、保険分の支給を受けます。

職人さんにお願いするのは、決まった現場での工事です

こうして並べると、書類は確かに多く見えます。
ただ、そのほとんどは工事の「前」と「後」に集まっています。

取付位置の図面と部材リストは、着工前にできあがった状態でお渡しします。
理由書はケアマネジャーの仕事です。
見積もりや施主さんとの金額のやり取りも、職人さんにはお願いしていません。

部材はこちらで手配し、手すりの長さやブラケットの数も拾い出してあります。
職人さんには、申請の確認が出た現場で、決まったものを付けていただく形です。

完了写真は、着工前と同じ向きで撮ると通りやすくなります

完了後の写真は、支給申請に使う大事な書類です。
着工前の写真と見比べて「ここに付けた」と分かる必要があります。

現場で写真をお願いする場面があれば、次の点を意識していただけると助かります。

  • 着工前の写真と、同じ位置・同じ向きから撮る
  • 手すりは、端から端まで全体が入るように撮る
  • 高さが分かるよう、床や周りの壁も少し入れる
  • スロープや式台は、両端と段差の部分が写るようにする

難しい撮り方ではありません。
ただ、引きの一枚を撮り忘れると、もう一度伺うことにもなりかねません。
片付けの前に一枚、と覚えておいていただくのがおすすめです。

図面と違う場面では、その場で決めずにご連絡ください

現場に入ると、図面どおりにいかないこともあります。
下地が思った位置にない、配管があって穴があけられない、といった場面です。

そのときは位置を変える前に、一度ご連絡をいただけると安心です。
申請した内容と違う工事になると、保険の対象から外れる心配があるからです。

少し位置をずらすだけでも、ケアマネジャーや市町村に確かめたほうがいい場合があります。
判断はこちらで引き取りますので、現場で一人で抱え込まなくて大丈夫です。

支払いは月締めで、請求の書類はこちらで整えます

「保険の支給が出るまで、職人への支払いも待たされるのでは」。
そう心配される方もいるかもしれません。

施工費は工事内容ごとの単価表で決めてあり、支払いは月末締めの翌月払いです。
請求関係の書類は、こちらで整えます。

住宅改修の書類は、慣れるまでは分かりにくいものです。
それを職人さん一人で抱えなくていい形にしたい、というのが今の分け方の理由です。

まず1件、現場に入ってから決めていただけます

現在お願いしているエリアは、豊田・岡崎・安城を中心に西三河全域です。

いきなり継続のお約束をいただく必要はありません。
まず1件入っていただき、割に合うかどうかを見て決めていただければと思います。
単価表と、工事の流れが分かる資料もお渡しします。

「話だけ聞いてみたい」という段階でも構いません。
お問い合わせは、0565-47-4625 まで。
サイトのお問い合わせフォームからでも受け付けています。

募集の詳しい内容は、「手すり1本の工事」を、断っていませんか|職人さん・外注先を募集していますにまとめています。

浴室の手すり|横に1本通すか、縦に付けるかで迷ったとき

「浴槽をまたぐのが、少し怖くなってきた」
浴室の手すりは、このひと言から始まることが多いです。

ただ、同じ「怖い」でも、またぐ瞬間が怖いのか、浴槽の中で立ち上がるときが怖いのかで、付ける場所は変わります。
お風呂は一番転びやすい場所なので、ここは面倒でも分けて考えたほうが安全です。

またぐときに使うなら、入口側の壁に縦向きです

浴槽に入るとき、片足を上げた瞬間は片足立ちになります。
このとき体は少し前に傾くので、前方で握れるものが要ります。

縦の手すりなら、握る高さを自分で選べます。
足を上げるときは高めを、浴槽に腰を下ろすときは低めを握る、という持ち替えができます。

どの壁に付けるかは、どちら側から入っているかで決まります。
いつも通りにまたいでいただくと、手が自然に出る場所が分かります。

またいだあとも支えたいなら、横に1本通します

浴槽の横の壁に取り付けた横手すり

横向きの手すりは、握る場所が長く取れるのが利点です。
またぐ前から、浴槽の中で立ち上がるまで、手を持ち替えずに体を支えられます。

先日お受けした工事では、浴槽の横の壁に横手すりを1本通しました。
樹脂巻きの手すり(マツ六 ソフトアクアレール+)で、濡れた手でも滑りにくいものです。

縦と横、どちらが合うかは、その方の動き方次第です。
両方付けることもありますが、本数が増えるほど体を預ける場所が散らばるので、まず1本をどこに付けるかから考えています。

カバーの下は、こうなっています

カバーを外した手すりのベース。数本のビスで壁に留めてある

手すりの端についている丸いカバーは、外すと金属のベースが出てきます。
このベースを数本のビスで壁に留め、あとからカバーをかぶせる造りです。

体重を受け止めているのは、このビスと、その先にある下地です。
見た目は同じ手すりでも、ここが効いていなければ、寄りかかった拍子に動きます。

浴室は壁の中が見えないので、どこに下地があるかを探ってから位置を決めます。
「この位置がいいけれど、下地がないので少しずらします」とご相談することもあります。

色は壁に合わせず、見えやすさで選ぶ手もあります

浴室の壁は白が多いので、白い手すりは景色になじみます。
なじむぶん、目では探しにくくなります。

目が見えにくくなってきた方には、少し濃い色を選んでおくと、手を伸ばす先が分かりやすくなります。
ご本人がどちらを気にされるか、現場で一度聞いてから決めています。

介護保険を使う場合は、着工前の申請が必要です

要支援・要介護の認定をお持ちの方は、介護保険の住宅改修(上限20万円・原則1割から3割のご負担)が使える場合があります。
浴室の手すりも、この対象に含まれます。

気をつけていただきたいのは、工事を始める前に申請を終えておく必要がある点です。
先に付けてしまうと、保険が使えなくなることがあります。

ケアマネジャーの方がついておられる場合は、まずそちらへご一報いただくとスムーズです。
手順の全体像は介護保険の住宅改修の進め方にまとめています。

迷ったときは、写真を2枚お送りください

浴室の入口から浴槽全体が写った写真と、またぐ側の壁が写った写真があると、おおよその見立てはお伝えできます。
どの動作で困っておられるかも、一緒に教えていただけると助かります。

手すりの高さや向きの考え方は手すりの取り付け位置に、これまでの工事は施工事例のまとめにまとめています。

ご相談・お見積りのご依頼は、お電話でも承っています。
株式会社Lacrie ラクリエHOME 0565-47-4625

退院の日が決まってから、家の工事は間に合うのか|手すり・段差を退院前に整える段取り

「来週、退院が決まりました。それまでに手すりを付けられますか」
こうしたお電話を、退院の日が近づいてからいただくことがあります。

お気持ちは、とてもよく分かります。
ただ、工事そのものより先に、手続きのほうで日数がかかることが多いです。

急いで先に工事をすると、介護保険が使えなくなる場合もあります。
今回は、退院までの限られた時間で家を整える段取りをまとめました。

先に工事をすると、介護保険が使えないことがあります

介護保険の住宅改修は、原則として工事の前に申請が必要です。
着工してから申請しても、対象にならないことがあります。

支給限度基準額は原則20万円で、そのうち1〜3割がご本人のご負担です。
順番を外れると、この20万円分がまるごと自費に変わってしまいます。

退院に間に合わせたい一心で、申請より先に職人を呼んでしまう。
いちばん避けたいのは、この順番の入れ替わりです。

豊田市での申請の進め方は、こちらにまとめています。
→ 豊田市で介護保険の住宅改修を進める流れ

入院中でも、申請の準備は進められます

住宅改修は、自宅で暮らしていることが前提の制度です。
そのため「入院中は何もできない」と思われがちです。

実際には、入院中でも事前申請を受け付けている市町村があります。
その場合、お金が支給されるのは退院して家に戻ってからです。

要介護認定(介護がどのくらい必要かの判定)の結果待ちの方もおられます。
結果が出る前に申請できる市町村もありますが、結果次第で対象外になります。

扱いは市町村ごとに違うため、まずはケアマネジャーか窓口に確かめるのがおすすめです。
「入院中で、退院日はいつごろ」と伝えると、話が早く進みます。

退院前の家屋調査で、手すりの位置を決めておきます

病院によっては、退院前にリハビリの担当者が家を見に来てくれます。
家屋調査(退院後の暮らしに合わせて家の中を確認すること)と呼ばれます。

来てくれるのは、理学療法士(体の動きを取り戻すリハビリの専門職)などです。
病院でどこまで歩けて、どこで支えが要るかをよく知っている方です。

この日に工事の業者も同席できると、話し合いが一度で済みます。
手すりの位置や段差の高さを、その場で一緒に決められるからです。

同席が難しいときは、家屋調査での指摘をメモに残してください。
「玄関の上がり框(あがりかまち)の横に縦の手すり」のように、場所と向きが分かれば十分です。

ご家族が先に撮る写真で、見積りが早く進みます

ご本人が入院中だと、ご家族が家とのつなぎ役になります。
次の写真が先にあると、現地を見る前から段取りを始められます。

  • 玄関の上がり框と、その横の壁
  • トイレの便器まわりと、入口の扉
  • 浴室の出入口と、浴槽をまたぐ位置
  • ベッドを置く予定の部屋から、トイレまでの廊下

段差や廊下の幅に、メジャーを当てた写真があればなお助かります。
手すりを付ける壁の裏に柱があるかどうかは、現地で確かめます。

間に合わない場所は、レンタルでつないでおきます

申請の確認や部材の手配で、退院の日に工事が間に合わないこともあります。
そのときは、工事のいらない福祉用具でひとまず退院を迎える方法があります。

置くだけの手すりや、段差に渡すスロープは、介護保険でレンタルできます。
使ってみて、それでも足りない場所だけを工事で固める、という順番です。

この順番のほうが、結果として工事が少なく済むこともあります。
病院の中と家の中とでは、ご本人の動き方が変わることがあるからです。

工事なしで付けられる手すりは、こちらの記事で紹介しています。
→ 賃貸でも工事なしで付けられる手すり

退院の日から逆算して、3つだけ先に動いておきます

ここまでの話を、退院前にご家族ができることに絞ると次の3つです。

  1. ケアマネジャーに「住宅改修を考えている」と早めに伝える
  2. 家屋調査の日程を病院に聞き、業者の同席を相談する
  3. 困りそうな場所の写真を、ご家族が撮っておく

ケアマネジャーがまだ決まっていない場合もあると思います。
そのときは、地域包括支援センター(高齢者の総合相談窓口)が最初の相談先になります。

ケアマネジャーの皆様へ

退院前カンファレンス(病院で退院後の暮らしを話し合う場)の段階で、お声がけください。
家屋調査への同席も、日程が合えばご相談に乗ります。

申請に使う見積書や、工事前の写真・図面もご用意します。
退院日が先に決まっている案件ほど、早めにご連絡いただけると段取りが組みやすくなります。

まずは退院の予定日を教えてください

退院の日が決まっているかどうかで、選べる段取りが変わります。
日にちの見通しが立った時点で、一度ご相談いただくのがおすすめです。

手すりの位置の考え方は、こちらで書いています。
→ 手すりを付けたのに使われない|取り付け位置は、寸法より動作で決まります

玄関の段差については、こちらの記事もあります。
→ 玄関の段差が上がれない|踏み台を足す前に、確かめておきたいこと

実際の工事の様子は、こちらでご覧いただけます。
→ 住宅改修・リフォームの施工事例まとめ

ご相談・お見積りは、お電話でも承っています。
ラクリエHOME(株式会社Lacrie) 0565-47-4625

相続した実家、売る期限を知っていますか|「空き家の3,000万円控除」で確かめたい5つのこと

親が亡くなって2年近く、実家は雨戸を閉めたままになっていませんか。

片づけが済んだら売ろう。そう思っているうちに、季節がまたひとつ過ぎていきます。

「急ぐ理由もないし」と感じている方ほど、知っておいていただきたい期限があります。

相続した実家を売るとき、条件が合えば税金が大きく軽くなる特例があります。

ただ、この特例には「いつまでに売るか」の期限があり、過ぎると使えません。

この記事では、売却のご相談で私が最初に確かめている点を順にまとめました。

「空き家の3,000万円控除」は、相続した実家を売るときの特例です

正式には「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除」といいます。

長い名前なので、この記事では「空き家の3,000万円控除」と呼びます。

売って出たもうけ(譲渡所得)から、最大3,000万円を差し引ける仕組みです。

古い実家は、親が買ったときの金額が分からないことがよくあります。

その場合、売った金額の5%だけを費用とみなすので、もうけが大きく出がちです。

そうしたときに、この特例が効いてきます。

1.売る期限は「相続から3年目の年末」です

期限は、相続が始まった日から3年を経過する日が属する年の12月31日までです。

たとえば2024年5月に亡くなった場合、期限は2027年12月31日になります。

特例そのものも、今のところ2027年12月31日までの売却が対象です。

売り出してから引き渡しまでは、数か月かかることが少なくありません。

私は、期限の1年前には動き始めておくと安心だと考えています。

2.昭和56年5月31日以前に建った家が対象です

いわゆる「旧耐震」の時代に建った家が、この特例の対象です。

建った年は、登記簿や固定資産税の通知書で確かめられることが多いです。

マンションのような区分所有の建物は、対象から外れます。

3.亡くなる直前まで、親がひとりで住んでいたかを確かめます

相続の直前に親が住んでいて、ほかに住んでいた人がいないことが条件です。

同じ家にご家族が一緒に住んでいた場合は、この特例は使えません。

老人ホームに入っていた場合も、要介護認定などの要件を満たせば対象になり得ます。

相続のあとに人に貸したり、誰かが住んだりすると対象外になります。

「売れるまで少しだけ貸そう」と考えている方は、先に確かめてみてください。

4.建物は「耐震改修」か「取り壊し」が必要です

建物ごと売るなら、売るときに今の耐震基準を満たしている必要があります。

建物を取り壊してから、土地だけを売る方法もあります。

2024年1月からは、売った翌年の2月15日までの改修や取り壊しでも対象になり得ます。

売ったあとに買主さん側で取り壊す段取りでも、使える道が広がりました。

先に取り壊すと、土地の固定資産税の軽減がなくなる点も気にしておきたいところです。

5.売却代金は1億円以下、相続人が3人以上なら上限は2,000万円です

売却代金は1億円以下で、ほかの相続人が売った分も合わせて判定します。

2024年1月以降の売却で相続人が3人以上いると、1人あたりの上限は2,000万円です。

親子や夫婦など、特別な関係にある人に売る場合は対象になりません。

使うには確定申告が必要で、市区町村が出す確認書も添付します。

確認書は家のある市区町村に申請するので、日数に余裕をみておくと安心です。

迷ったら、相続の日付と家が建った年だけ先に確かめてみてください

書類を全部そろえてから動く必要はないと、私は考えています。

まずは「親が亡くなった日」と「家が建った年」の2つだけで十分です。

この2つが分かれば、特例が使えそうか、いつまでに動けばいいかが見えてきます。

税金の最終的な判断は、税理士さんか税務署にご確認ください。

ラクリエHOMEでは、期限から逆算した売り方をご一緒に考えます

株式会社Lacrie(ラクリエHOME)は、西三河で不動産とリフォーム工事を手がけています。

期限までの段取りと、建物を残すか取り壊すかの比べ方を一緒に整理します。

売り方の違いは「実家を売るなら「仲介」と「買取」どちらがいい?」にまとめています。

名義の確かめ方は「実家を相続したまま、一年が過ぎていませんか」もご覧ください。

まだ売ると決めていない段階でも、話を聞くだけでも構いません。

ご相談は 0565-47-4625 までお気軽にどうぞ。

株式会社Lacrie(ラクリエHOME)宅地建物取引業 愛知県知事(1)第25209号

脱衣所とお風呂が寒い家|ヒートショックが気になり始めたら、先に見ておきたい3つの場所

冬の朝、お風呂に入ろうと脱衣所で服を脱いだとたん、
思わず肩をすくめるほど寒い。

湯船につかると、今度は頭がぼうっとする。
上がったあとの脱衣所で、また体がひやっと縮こまる。

ご本人は「いつものこと」と気にしていなくても、
ご家族やケアマネジャーさんは、この温度の差が気になり始めると思います。

私は工事部門の事務として、見積から完了報告までを担当しています。
手すりや段差に比べて、寒さの工事は頼みどころが分かりにくいかもしれません。

「暖房を付けるだけで、工事になるのか」と迷ってしまう方もいると思います。
今回は、寒さが気になったときに見ておきたい場所をまとめてみました。

気をつけたいのは「寒さ」より「温度の差」です

ヒートショックとは、急な温度の変化で血圧が大きく上下することです。
暖かい居間から寒い脱衣所へ、そして熱いお湯の中へ。

この行き来のたびに、体には負担がかかります。
冬場は、入浴中の事故が増える時期とも言われています。

ですので、家全体を暖かくする必要はありません。
「居間」「脱衣所」「浴室」の温度の差を小さくすることが目安になります。

まずは、ご本人が通る順番に沿って、寒い場所を探してみませんか。
見ておきたいのは、次の3か所です。

1つめは脱衣所。暖房の置き場所と、床の冷たさを見ます

脱衣所は、家の北側や窓ぎわに配置されていることが多い場所です。
服を脱いで立っている時間があるぶん、寒さを感じやすくなります。

手軽なのは、小型の暖房機を置くことです。
ただ、狭い脱衣所では置き型が足元にあたり、つまずく心配もあります。

そこで、壁に取り付けるタイプの暖房機を選ぶ方法があります。
床があくので、着替えや車いすの動きをじゃましません。

取り付けには、近くにコンセントがあるか、電気の容量が足りるかの確認が要ります。
場合によっては、専用のコンセントを増やす電気工事も一緒に行います。

床の冷たさも、見落とされやすいところです。
素足で立つ場所なので、床材によって足裏の冷たさの感じ方が変わります。

滑りにくい床材への変更は、介護保険の住宅改修の対象になる工事です。
冷たさの対策と、転ぶ心配の対策を、一度に考えられます。

2つめは浴室。浴室暖房と、入る前のひと手間で変わります

タイル張りの在来浴室(床や壁をその場で仕上げた昔ながらの浴室)は、
床も壁も冷えやすいつくりです。

浴室暖房乾燥機(天井や壁に付けて、浴室を暖める機器)は、
今ある換気扇と入れ替える形で、後から付けられる場合があります。

ただし、天井裏の広さや電気の容量によって、付けられる機種が変わります。
現地で天井の点検口を開けて確認してから、ご提案する流れになります。

工事をしなくても、できることもあります。
お湯をはるときに浴槽のふたを開けておくと、湯気で浴室が少し暖まります。

入る前に、シャワーで床や壁にお湯をかけておくのもひとつの方法です。
お金をかけずに試せるので、まずはここから始めてみるのも良いと思います。

浴室そのものを替える場合は、断熱性のある床や浴槽も選べます。
介護保険が使える部分と使えない部分は、こちらにまとめています。
→ 在来浴室からユニットバスへ|介護保険が使える部分と、使えない部分

3つめは窓。冷たい空気の入り口をふさぎます

脱衣所や浴室の窓は、冷たい空気が伝わってくる大きな入り口です。
暖房を付けても、窓ぎわから冷えてしまうことがあります。

今の窓の内側に、もうひとつ窓を付ける「内窓」という工事があります。
窓と窓のあいだに空気の層ができて、外の冷たさが伝わりにくくなります。

壁を壊さずに付けられることが多く、工事の時間も長くはかかりません。
浴室に付ける場合は、湿気に強い仕様を選ぶ必要があります。

窓の断熱工事には、国や自治体の省エネ改修の補助金が出ている年もあります。
申請の時期や条件は年ごとに変わるので、工事の前に確かめておくと安心です。

介護保険の対象になるもの、ならないものを分けておきます

ここは少しややこしいので、分けて書いておきます。
介護保険の住宅改修は、対象になる工事の種類が決まっています。

  • 対象になる例:手すりの取付け、段差の解消、滑りにくい床材への変更、引き戸等への扉の取替え
  • 対象にならない例:暖房機や浴室暖房乾燥機の取付け、内窓の設置

寒さの対策そのものは、介護保険の対象にならないことがほとんどです。
ただ、同じ脱衣所で床や手すりの工事をするなら、そこは対象になりえます。

支給限度基準額は原則20万円で、そのうち1〜3割がご本人のご負担です。
原則として工事の前に申請が必要なので、着工前の確認をおすすめします。

豊田市には、介護保険の住宅改修とは別の助成制度もあります。
対象になる工事は制度ごとに違うので、こちらもあわせてご覧ください。
→ 豊田市すこやか住宅リフォーム費(高齢者等)の助成とは

暖房と手すりの位置は、同じ日に決めると迷いません

脱衣所は、服を脱ぐ、片足で立つ、浴室へまたぐ、と動きの多い場所です。
暖房機を付けた壁に、あとから手すりを付けたくなることもあります。

先に暖房機の位置を決めてしまうと、手すりを付けられる場所が限られます。
手すり、暖房、扉の向きは、できれば同じタイミングで配置を決めてみてください。

浴室の手すりの考え方は、こちらで書いています。
→ 浴室の手すり工事例|必要な本数は場面の数で決まります

脱衣所の扉が開け閉めしにくい場合は、こちらもあわせてどうぞ。
→ トイレのドアが開けにくくなったら|開き戸・引き戸・折れ戸、替える前に見ておきたいこと

まずは、寒い時間に一度だけ温度を測ってみませんか

寒さの感じ方は、人によってかなり違います。
ご本人が「平気」と言っていても、実際の温度は思ったより低いことがあります。

温度計を、居間と脱衣所にひとつずつ置いてみるだけで十分です。
夜の入浴の時間に、2つの数字を見比べてみてください。

差が大きいと分かれば、どこから手を付けるかが見えてきます。
本格的に冷え込む前の今の時期に確かめておくと、冬の準備が楽になると思います。

実際の工事の様子は、こちらでご覧いただけます。
→ 住宅改修・リフォームの施工事例まとめ

ご相談・お見積りは、お電話でも承っています。
ラクリエHOME(株式会社Lacrie) 0565-47-4625

開き戸が開けにくい|引き戸に替えるとき、見落としやすいところ

「トイレのドアが、開けにくくなってきた」
最近そう伺うことが、少しずつ増えてきました。
ご本人は「握力が落ちただけ」とおっしゃいます。

ただ、実際に開けるところを拝見すると、ドアを引きながら半歩下がっておられます。
この後ろへ下がる動きが、いちばんふらつきやすい場面です。

開けにくさの原因は、ノブではなく立ち位置にあることが多いです

開き戸(手前に引いて開けるドア)は、開く分だけ体を後ろに逃がす必要があります。
廊下が狭いお宅ほど、この逃げ場が足りません。

杖をお使いの方は、杖を持ったまま半歩下がることになります。
そのときに壁へ手をつく場所がないと、体が流れてしまいます。

ノブをレバー型に替えるだけで済む方もいれば、戸そのものを見直したほうが早い方もおられます。
まずは開ける動作を一度、いつも通りにしていただくところから始めるのがおすすめです。

引き戸にすると、後ろへ下がらずに済みます

引き戸(横にスライドさせる戸)は、体を後ろに逃がさずに開けられます。
開けた状態で幅が残るので、歩行器や車いすでも通りやすくなります。

介助が必要な方の場合、戸を開けたまま出入りできる点も大きいです。
開き戸だと、介助の方が戸を押さえながら体を支えることになります。

引き戸への交換で、見落としやすいのは戸を逃がす壁です

引き戸は、開けたときに戸が収まる壁が横に必要です。
ドアの幅と同じだけの壁が空いていないと、そのままでは付けられません。

その壁に照明のスイッチやコンセントがあると、移設が必要になります。
タオル掛けや棚が付いている場所も、同じように動かすことになります。

壁が取れない場合は、折れ戸(真ん中で折れて開く戸)や、外側に戸を出す形にする方法もあります。
どれが収まるかは、廊下の幅と壁の状態を見てからお決めになると確実です。

足元のレールは、残す形と残さない形があります

床にレールを敷く形は費用を抑えやすい一方、わずかな出っ張りが残ります。
すり足で歩かれる方は、ここにつま先が当たることがあります。

上から吊る形(上吊り引き戸)にすると、床に何も出ません。
その代わり、戸の重さを支えるために上の下地を補強することが多いです。

どちらが良いかは、歩き方と敷居の高さを見て決めるのが安全です。
段差の解消と合わせて考えると、工事を一度で済ませられます。

取っ手は、握らずに開けられる形が使いやすいです

引き戸の取っ手は、指を掛ける溝だけのものが標準で付いていることがあります。
握力が落ちてきた方には、この溝が使いにくいことがあります。

棒状の取っ手にすると、手のひら全体で引けるようになります。
戸を閉めるときに指を挟みにくい形もあるので、あわせてご提案しています。

介護保険を使う場合は、着工前の申請が必要です

要支援・要介護の認定をお持ちの方は、介護保険の住宅改修(上限20万円・原則1割から3割のご負担)が使える場合があります。
引き戸への取替えも、この対象に含まれます。

気をつけていただきたいのは、工事を始める前に申請を終えておく必要がある点です。
先に工事をしてしまうと、保険が使えなくなることがあります。

ケアマネジャーの方がついておられる場合は、まずそちらへご一報いただくとスムーズです。
手順の全体像は介護保険の住宅改修の進め方にまとめています。

迷ったときは、写真を2枚お送りください

ドアを正面から撮った写真と、廊下側から横の壁が写った写真があると、おおよその見立てはお伝えできます。
開けるときにどこで困っておられるかも、一緒に教えていただけると助かります。

これまでにお受けした工事は施工事例のまとめでご覧いただけます。
お住まいの状況に近いものがあれば、そちらを目安にしていただくのもよいかと思います。

ご相談・お見積りのご依頼は、お電話でも承っています。
株式会社Lacrie ラクリエHOME 0565-47-4625

実家を売るなら「仲介」と「買取」どちらがいい?|古い家ほど先に比べておきたい4つのこと

不動産会社に相談したら、「買取なら早く決まりますよ」と言われた。

でも知り合いからは、仲介で売った方が高く売れると聞いている。

築40年を超える実家だと、そもそも買い手が付くのかも心配になります。

実家の売却のご相談で、私がいちばんよくお聞きするのがこの迷いです。

どちらが正解かは、家の状態とご家族の事情によって変わると感じています。

この記事では、比べるときに私が見ているところを順にお伝えします。

仲介は「買い手を探す」、買取は「会社が直接買う」売り方です

仲介は、不動産会社が窓口になって一般の買い手を探す方法です。

買取は、不動産会社などがその家を直接買い取る方法です。

同じ「売る」でも相手が違うので、値段も時間も変わってきます。

1.値段の差は、思っているより大きくなることがあります

買取の価格は、仲介で売れそうな価格より低めになるのが一般的です。

買い取った会社が、片づけや修繕をしてから売り直すためです。

その費用と手間の分が、あらかじめ差し引かれていると考えてください。

ですから私は、まず「仲介ならいくらか」を出してから比べています。

基準の数字があると、買取の金額が妥当かどうか判断しやすくなります。

2.売れるまでの時間と、その間にかかるお金を足して比べます

仲介は、買い手が見つかるまで数か月かかることも珍しくありません。

その間も、固定資産税や草刈り、換気のための行き来は続きます。

遠くにお住まいなら、交通費や移動の時間も積み重なっていきます。

買取は条件が合えば、比較的短い期間で話がまとまることが多いです。

「高く売れるまで待つ費用」と「早く手放す差額」を並べてみてください。

数字にしてみると、思っていたほど差がない場合もあります。

3.売ったあとの責任を、誰が負うのかを確かめておきます

古い家を仲介で売ると、売主に「契約不適合責任」が付くことがあります。

簡単に言うと、引き渡したあとに見つかった不具合への責任のことです。

雨漏りやシロアリ、配管の傷みは、住んでいないと気づきにくいものです。

仲介の場合は、特約でこの責任の範囲や期間を決めておくのが普通です。

買取では、売主がこの責任を負わない条件で契約することも多くあります。

長く空いていた家ほど、この点は値段と同じくらい大事だと私は思います。

4.片づけと修繕を、売る前にやるかどうかを決めます

仲介で売る場合は、室内が片づいている方が内覧の印象は良くなります。

ただ、片づけや修繕にかけた費用が、そのまま値段に乗るとは限りません。

買取なら、家具や生活用品が残ったままでも相談できる場合があります。

形見の整理に時間がかかるご家族には、この違いが大きく効いてきます。

何を残して何を手放すかを先に決めておくと、どちらの道も進めやすいです。

迷ったら、両方の見込みを並べてからご家族で決めてみてください

私がおすすめしているのは、仲介と買取の両方の見込みを出すことです。

手元に残るお金、かかる期間、売ったあとの責任を一枚の表にしてみます。

そのうえでご家族と話すと、意見がまとまりやすいと感じています。

名義の確認がまだの方は、先にそちらから始めると安心です。

→ 実家を相続したまま、一年が過ぎていませんか|売る前に確かめたい3つのこと

ラクリエHOMEでは、売り方の比較からご相談いただけます

株式会社Lacrie(ラクリエHOME)は、西三河で不動産とリフォーム工事を手がけています。

仲介で売る場合の見込みと、そのまま手放す場合の比べ方を一緒に整理します。

社内に工事部門があるので、直してから売る場合の費用も合わせて見られます。

まだ売ると決めていない段階でも、話を聞くだけでも構いません。

ご相談は 0565-47-4625 までお気軽にどうぞ。

株式会社Lacrie(ラクリエHOME)宅地建物取引業 愛知県知事(1)第25209号