-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー
雨の日、玄関までの砂利道で杖の先が沈んで、足が止まってしまう。
飛び石の上で、どこに足を置けばいいか毎回迷っている。
家の中は手すりを付けたのに、外に出るのがこわいままになっている。
家の外の通路は、家の中に比べて後回しにされやすい場所です。
けれど、通院やデイサービスの送迎で、毎週かならず通る道でもあります。
私は豊田・岡崎・安城を中心に、住宅改修の工事をお受けしています。
今回は、玄関から道路までの通路を直すときに確かめたいことをまとめます。
介護保険の住宅改修には、対象になる工事の種類が決められています。
その中に「通路面の材料の変更」と「段差の解消」があります。
材料の変更とは、歩く面の素材を、すべりにくく歩きやすいものに替えることです。
たとえば砂利を、コンクリートや滑りにくい舗装に替える工事が考えられます。
段差の解消には、通路の小さな段差や、急な傾きをゆるやかにする工事も入ります。
屋外の手すりも、別の項目として対象になります。
ただ、どこまでを「通路」と見るかは、市町村の判断によります。
駐車場の全面や、お庭まわりは対象外になることが多いと思います。
ご本人が実際に歩く道すじに絞って、申請の前に確かめておくと安心です。
砂利を舗装に替えるだけで、歩きやすさが変わることはあります。
それでも、直したあとに別の困りごとが出る場合もあります。
私が下見で見ておきたいのは、次の3つです。
とくに水の流れは、見落としやすいところです。
勾配(水を流すためのわずかな傾き)がないと、舗装の上に水が残ります。
冬の朝、その水たまりが凍ると、砂利道より危ないこともあります。
晴れた日の下見でも、雨の日のようすをご家族に聞かせていただけると助かります。
飛び石や敷石は、お庭の雰囲気をつくっている大切な部分です。
「全部コンクリートにするのは、ちょっとさみしい」というお気持ちもあると思います。
その場合は、毎日通る一本の道だけを平らにする方法もあります。
石と石のあいだを埋めて、段差とすき間をなくすやり方です。
どの方法がいいかは、ご本人の歩き方で変わります。
すり足ぎみの方は、小さな出っ張りでもつまずきやすくなります。
見た目と歩きやすさのどちらを優先するか、ご家族で話し合っておくと決めやすくなります。
下見のときに、それぞれの方法の向き不向きもお伝えできます。
外の通路は、つかまる壁がないことがほとんどです。
そのため、舗装を直しても「手すりもほしい」となることがあります。
屋外の手すりは、地面に柱を立てて取り付けるものが多いです。
先に舗装をしてしまうと、あとから柱のために舗装を割ることになります。
舗装と手すりを同じ時期に計画すると、工事の手間を減らせます。
介護保険の20万円の枠も、まとめて見積もったほうが配分を考えやすくなります。
屋外手すりの例は、屋外の手すり工事例でご覧いただけます。
玄関の上がり框(かまち:玄関の床の段差)については、玄関の段差が上がれないの記事にまとめています。
外の通路の工事で、意外と大事なのが日程の組み方です。
コンクリートは固まるまで、しばらく上を歩けない時間があります。
そのあいだ、玄関から出入りしにくくなることがあります。
通院やデイサービスの送迎がある日に重なると、ご本人が困ってしまいます。
工事の前に、週の予定をご家族やケアマネジャーと確かめておくのがおすすめです。
通路を半分ずつ施工して、片側を通れるように残す方法もあります。
雨が続く時期は、工事の日が延びることもあります。
予定に余裕をもって決めておくと、慌てずにすむと思います。
住宅改修は、工事が終わってからの申請では保険が使えません。
着工前に、ケアマネジャーを通して市町村へ申請する流れです。
申請には、工事前の写真や見積書、工事が必要な理由を書いた書類が要ります。
外の通路は季節で状態が変わるので、写真はなるべく分かりやすく残しておきます。
申請から着工まで、数週間かかることもあります。
寒くなる前に直したい場合は、早めにケアマネジャーへ相談しておくと安心です。
流れの詳しいところは、豊田市で介護保険の住宅改修を進める流れにまとめています。
「この程度で工事を頼んでいいのか」と迷われる方もいると思います。
そんなときは、玄関から道路までを、歩く向きで何枚か撮ってみてください。
写真があると、どこに手を入れるとよさそうか、お話ししやすくなります。
下見だけで終わっても構いません。工事が要らないと思えば、そうお伝えします。
豊田・岡崎・安城を中心に、西三河のお宅にうかがっています。
ご相談は、お電話 0565-47-4625 までお寄せください。