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見積もりを出したのに、返事が来ない。
やっと決まったと思ったら、着工は3か月先。
そんな一日の終わりに、電話が鳴る。「手すりを1本つけてほしいんですが」。
正直、面倒だと感じませんか。
金額は小さいし、現場は他人の家。
私も昔、同じように「これは割に合わないな」と思っていました。
でも今、うちはその小さい工事を毎月何十本と回しています。
そして、一緒にやってくれる職人さんを探しています。
この記事は、その話です。
リフォーム会社さん、大工さん、多能工の方、電気屋さん。
「手が空く日がある」という方に読んでいただきたい内容です。
もう十年以上前になります。
当時の私は福祉用具の営業でした。
車いすやベッドを、要介護の方のお宅に運ぶ仕事です。
そのなかで、住宅改修——介護保険を使った手すりや段差の工事ですね——を自社でやりたいと考えました。
知り合いの大工さんに声をかけて、話はまとまりかけていました。
ところが契約の直前で止まりました。
「個人事業主とは契約できない」。
会社の決まりでした。
腕はある。人柄も知っている。それでも組めない。
あのときの、どうにもならない感じは今でも覚えています。
それなら自分で会社をつくればいい。
そう考えて独立したのが、今の仕事の始まりです。
だから私は、一人でやっている職人さんと組むことに、ためらいがありません。
むしろ、そこにしかない強みがあると思っています。
住宅改修の工事には、他のリフォームと違う特徴があります。
まず、工期が短い。
玄関の上がり框に手すり1本なら、1時間かからないこともあります。
浴室のL字手すりでも、半日は要りません。
次に、数が途切れにくい。
要介護認定を受ける方は毎月出てきます。
退院日が決まって「今週中に手すりを」という依頼も普通にあります。
季節や景気で急に止まる、という性質の仕事ではありません。
そして、判断に迷う場面が少ない。
どこに、どの高さで、何を付けるか。
そこはケアマネジャーさんや福祉用具専門相談員が事前に決めて、図面と部材リストにしてあります。
現場でゼロから考える必要がないんです。
半日空いた午後に1件。
午前の現場が早く終わった日に1件。
そういう埋め方ができる仕事だと思っていただければ近いです。
うちが日常的に扱っているのは、だいたいこのあたりです。
特別な道具を新しく買っていただく必要は、基本的にありません。
インパクトと下地探し、コンクリート用の穴あけができれば、たいていの現場は回ります。
部材はこちらで手配して、現場に届けるか、事務所で受け取っていただく形です。
手すり棒の長さも、ブラケットの数も、こちらで拾い出したものをお渡しします。
職人さんと話していて一番聞かれるのが、ここです。
なので隠さずに書きます。
施工費は、工事内容ごとに単価表を作ってあります。
木下地に手すり1本ならいくら、タイルならいくら、コア抜き1か所ならいくら。
ブラケットが増えたときの加算も決めてあります。
現場ごとに「今回はこのくらいで」と交渉する形にはしていません。
表を見れば、その現場でいくらになるか、着工前にご自身で計算できます。
支払いは月締めです。
月末で締めて、翌月にお支払いします。
書類のやり取りで待たせることのないよう、請求関係はこちらで整えます。
正直に申し上げると、1件あたりの金額は大きくありません。
大きなリフォーム1本の粗利とは比べものになりません。
そのかわり、見積もりに時間を取られません。
営業もしていただかなくて構いません。
拾い出しも、施主さんとの金額交渉も、こちらの仕事です。
職人さんには、決まった現場に行って、決まったものを付けていただく。
そこに集中してもらえる形にしています。
技術のことではありません。
住宅改修の現場には、必ずご本人がいます。
歩くのが不安になった方、退院してきたばかりの方、そのご家族。
工事そのものは1時間でも、その1時間は、その家にとって小さくない出来事です。
挨拶をして、養生をして、終わったら使い方を一言添えて帰る。
それだけで、その後のケアマネジャーさんからの評価が変わります。
私が新人の頃、末期がんの方のお宅に入ったことがあります。
残された時間を考えたら、淡々と機械的に対応することがどうしてもできませんでした。
十五年以上経った今も、その感覚は変わっていません。
腕の良さは、もちろん大事です。
でもそれと同じくらい、玄関先での振る舞いを見ています。
現在お願いしているのは、豊田市・岡崎市・安城市を中心に、西三河全域です。
刈谷・知立・碧南・高浜・西尾・みよし・幸田町のあたりでも、まずはご相談ください。
いきなり継続の話をするつもりはありません。
まず1件、実際の現場に入っていただくのが一番早いと思っています。
やってみて「これは合わないな」と感じたら、それで構いません。
こちらからも、単価表と工事の流れがわかる資料をお渡しします。
数字を見て、割に合うかどうか判断していただければと思います。
「今すぐではないけれど、話だけ聞いてみたい」。
その段階でも歓迎です。
お問い合わせは、フリーダイヤル 0120-294-554(「福祉ここよ」と覚えてください)まで。
サイトのお問い合わせフォームからでも構いません。
次回は、実際に1件の住宅改修が、依頼から完了報告までどう進むのかを、書類の流れも含めて書いてみようと思います。
「介護保険の工事って手続きが面倒そう」と感じている方に、読んでいただけたら嬉しいです。
工事をお願いしたい元請け業者様は、こちらの記事をご覧ください。