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日別アーカイブ: 2020年8月18日

手すりの高さは何センチがいいか|75〜85cmが目安、でも決めるのは身長ではありません

「手すりって、何センチの高さに付けるのが正解なんですか」。

ケアマネジャーさんからも、ご家族からも、よく聞かれます。
数字で答えると、こうです。

歩くのを支える手すりなら、床から手すりの上端まで75〜85cm。
これが目安になります。

ただ、私はこの数字だけで決めたことがありません。
理由を書きます。

目安は目安、決めるのは「その人の手の位置」

同じ身長の方でも、手すりを使う高さは違います。

膝が痛くて前傾ぎみに歩く方は、目安より低いほうが力が入ります。
逆に、背筋が伸びていて肘で支えたい方は、少し高めのほうが楽です。

だから下見のときは、いつも同じことをお願いしています。

「いま壁のどこを触っていますか」。

触っている場所には、その方が体重を預けたい高さが出ます。
私はそこに印をつけて、そこから数センチだけ調整します。

75〜85cmは、その調整の出発点。
そういう使い方をしています。

太さは2.8〜3.5cm、迷ったら細いほう

握りやすさは太さで決まります。
直径2.8〜3.5cmが扱いやすい範囲です。

住宅改修でよく使うのは35ミリと32ミリ。
握力が落ちている方には、32ミリの細いほうが「しっかり握れる」と言われることが多いです。

太さと形状の選び分けは、こちらの記事に書きました。
→ 手すりといっても太さや形状の違いがあります

形は、まず丸

形状は円形(丸棒)が基本です。
握力の弱い方でも、指が回りやすいので。

平手すりや、グリップのついたディンプル形状が向く場面もあります。
そこは使い方次第です。

縦手すりは、高さより「位置」

玄関やトイレの立ち座りに使う縦手すりは、高さの話とは別です。
大事なのは、立ち上がるときに手が自然に届く位置にあるかどうか。

座った姿勢から手を伸ばしてもらって、指先が触れるところ。
そこを起点に、上下30cmくらいの範囲で長さを決めています。

数字は現場で微調整します

図面だけでは決められない部分なので、うちは必ず下見にうかがいます。
福祉用具のレンタルから入っている事業所なので、ご本人の動きを見るのが習慣になっています。

「この高さで合っているか不安」というご相談でも構いません。
0565-47-4625。

人に優しい素材の屋外手すり【エラストマー樹脂】

屋外手すりの手すり棒の部分をなんとなく選んでしまうと

「夏は暑い」

「冬は冷たい」

「滑って力が入らない」

など、せっかく手すりを付けても、もったいないことになってしまいます。そこで住宅改修工事では得に、表面がエラストマー樹脂を使用している手すり棒などをお勧めしています。

温度変化の影響を受けにくいため、人に優しい素材です。アルミ形材のみの手すり棒よりもすべりにくいです。